パーソナルファッション®スタイリスト、スーツスタイリストの三好凛佳です。
本日は『立冬』。暦の上では、冬の始まりです。
お天気のよい昼間はまだまだ秋ですが、
朝晩がグッと冷え込み始めるのがこれからなんですね。
そろそろコートの季節ということで、
この秋のパーソナルスタイリングでご提案したコートを
いくつかピックアップしながら、
コートの選び方についてお伝えしたいと思います。
❘ 長く着たい定番を選ぶなら。
これにはシンプルなデザインで、素材が 上質なものがおススメ。
素材は予算があればカシミア100%もいいですね。
そこまでの予算はちょっと…(^-^;
私も含めてそういう方が多いと思いますが(笑)、
基本的にはウールがメインがベストです。
ただ、ウール100%でOKですが、
それなりの厚手になると、中には重いものもあります。
なので、カシミアやアンゴラが 混紡されたものが暖かく軽いですよ。
デザインはシンプルにチェスターやノーカラーがおススメ。
ストレートやAラインなどのシルエットで
体型に似合うものが よいと思いますよ。
ベルトで締めるラップタイプもエレガントです。
色は自分に似合うベーシックカラーを。
黒、グレー、ネイビー、ブラウン、キャメル、ベージュなど。
こちらのコートは、
基本の1着としてのご提案。
ノーカラータイプのストレートシルエットでベルト付き。
ウール100%のふんわりした素材感で濃紺です。
スーツやジャケットを着るお仕事の固い場面や冠婚葬祭でも着られることを想定しています。
また、似合うだけでなく、飽きの来ないシンプルなデザインで。
このコート以外に日常的に気軽に着られるものもご一緒に提案しました。
それはグッとスポーティで軽いタイプ。
長く着る基本のタイプは『ベーシック』がポイントです。
| 2着めを選ぶなら明るい色で。
黒・チャコールグレー・ネイビーなどの定番コート をお持ちなら、2着めは明るい色がおススメです。
オフホワイト、ベージュ、ライトグレーなどね。
もしくはパステルカラーやキレイな色もあり。
水色やラベンダー、赤や明るいオレンジなども パーソナルカラーであればよいと思います(^^)
私は昨年処分してしまいましたが、ラベンダーのコートを数年着て、
そのさまざまな効果を実感しましたよ(^^)
この明るいコートは、何年も着ることが目的にせず
数年で買い替えるつもりのお手頃価格なものでよいと思います。
もちろん、予算がかけられるなら
見た目と暖かさの質が違ってまいります(^^)
ただ、ファストファッションや3万円以下のものは
素材的に寒くor重くなるかもしれません…。
もちろん寒ければ、ウルトラライトダウンを仕込ませればOKです。
なので今の流行を意識したデザインもあり。
ドロップショルダーのゆったりシルエットや
丸くて裾がつぼまったコクーンシルエットもかわいいです。
このあたりはトレンドというより、そのサイズ感によっては
数年間は十分着られると思います。
明るい色のコートの華やかさって、
どんなアイテムにもない雰囲気を持っています。
着たい色があれば、ぜひチャレンジしてみてね。
ダークカラーのベーシックなコートをお持ちでらっしゃったので、気分が上がる2着めとして、こちらをご提案しました。
柔らかなアイスグレーがとっても素敵なだけでなく、
カラダをふんわりと包みこむキレイなシルエットと、
細いテーラードカラーが大人のクール感を表現して
甘さとカッコよさの両方がつまったコートでした。
白っぽいコートって汚れが…。
と躊躇される方も多いかもしれません。
でも、似合う1着が見つかってしまうと
この明るいコートの見た目の心地よさは気分が上がります♡
| コートの丈はショート少なめロング多め。
よく小柄な方はショートがよいとか 、ウェーブはショートがよいとか言われますが
そんなことはありません。
気を付けたいのは、体型に対してのシルエット。
例えば、小柄な方でも
縦のラインが強調される 長めのストレートなラインだとスッキリ見えます。
また、コートの下からスカートは出ても大丈夫。
最近はロングスカートでプリーツやフレアーも多いので、ほぼ出るんじゃないかな。
もちろんロングスカートには短いコートを着れば バランスはよいです。
でも寒いときってそうは言ってられないもの(笑)
そういう意味では流行によって、
着丈とかボリュームのバランスが変わることを知っておくのもポイントです。
気になる方はベルトつきのコートにしておいて。
ウェストをきゅっと結ぶだけでもスタイルアップしてみえるのでおススメですよ。
こちらはご身長が155㎝のクライアントさまにご提案したもの。
ドロップショルダーでコクーン気味のシルエットですが
ボリューム感が大きくなくスッキリと着こなされてました。
またポケットが縦の箱ポケットなのもスタイルアップのポイント。ポケットが目立つと小柄な方は重心が下に見えてしまうんですよ。
前述のベーシックコートと明るいコートのちょうど中間タイプ。色がとってもお似合いだったので汎用性が高くなりそうなコートです。
最終的にはおひとりおひとりの着用用途や外見、 目指すイメージなどによって、選び方が異なります。
そして何よりも試着が大事!
ぜひ着比べることをどんどんしてみてくださいね。