皆さま、こんにちは。国際イメージコンサルタント・パーソナルスタイリストの三好凛佳です。

 

昨夜は、明治大学リバティアカデミーで行われた服飾史家の中野香織さんの

「スーツが秘める歴史的な意味」を受講してきました。

スーツの歴史は仕事柄、多少知ってはいても深くは追求していないのでよい機会でした♪

 

現在のスーツの由来といわれる「ラウンジスーツ」。

このラウンジスーツに至るまでのメンズウェアの歴史やその意味合いが特に面白かったです。

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これは有名なルイ14世の肖像画ですが、スーツ以前の男性美が表現されているんです。

脚線美にレースにフリルにリボン、華やかな色彩、豊かな髪・・・

現代では女性の美しさを表現するようなものが、当時は男性の権威の象徴だったんですね(笑)

 

そして、これをすべて否定したものが19世紀中ごろに生まれたラウンジスーツ。

『贅を極めたもの=男性美』を否定して始まったというのが面白いところです。

これは、くつろぐための洋服で、ウェストダーツもない着心地のよいスーツです。

当時はTPOによってドレスコードが定められていたのですが、そこからはみ出したラウンジスーツが

なぜか現代ではビジネススーツに進化しているんですね。

 

中野さんのお話は、16世紀から19世紀までの男性服飾史をエピソードやアイテムの由来などを

交えながら、いろいろとお話して下さいました。楽しかったです♪

 

 

自宅に帰って、大学時代の西洋服飾史を読んでみると、中野さんのおっしゃっていたことが

事細かに書いてありました。実は勉強していたのに、すっかり忘れてたようで…(汗)

 

 

学生時代と今とでは、知識や教養に対しての考え方ってかなり違いますよね。

もっとちゃんと勉強しとけば…なんて思うことも多々ありますが、自分がそれだけ成長した

ということにしておきましょう(笑)

 

 

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